病後児保育

病後児保育とは

病後児保育とは、病気の回復途中にあり、通常の集団保育を受けることが難しい子どもを預かる保育サービスのことです。医療機関での処置は必要ありませんが、本来の健康で元気な状態ではなく、病気が治りかけている状態の子どもが対象となります。

病後児保育は、医療施設併設タイプ、保育園併設タイプ、単独タイプに分けられます。施設数は少しずつ増えていますが、人口に対する施設数はまだまだ少ないことが現状です。

病後児保育と病児保育の違い
「病児保育」は、病気の子どもを預かる保育サービスで、「病後児保育」は、病気からの回復途中の子どもを預かる保育サービスのことです。

病気の子どもを病後児保育施設に預けると、回復途中の子どもがまた病気になってしまう可能性があるため、預けることはできません。

内閣府の平成29年のデータでは、病後児対応施設は637か所、病児対応施設は985か所となっています。
(出典:厚生労働省「保育環境改善等事業」/
https://www.mhlw.go.jp/jigyo_shiwake/dl/r01_jigyou02a_day1.pdf)

病児保育と病後児保育は同じカテゴリーに区分され、乳幼児健康支援一時預かり事業として国から補助金が支給されています。また両施設には、利用する子どもが約10人につき看護師等が1名以上、利用する子どもが約3人につき保育士1名以上という配置基準も存在します。

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